公開鍵暗号方式を使ってできること<

メッセージの秘匿性とは、メッセージを暗号化することによって、意図しない相手に盗み 見られることを防ぐことです。共通鍵暗号、公開鍵暗号方式と組み合わせることによって共通鍵暗号における秘密鍵の共有の困難さを解決し、メッセージの暗号化を実現します。認証とメッセージの完全性はメッセージに電子署名を付け加えることによって実現されます。すなわち、電子署名の正しさを確認することによって、送信元に偽りのないことと、メッセージに改ざんのないことが確かめられます。

実際にどのくらいのスパムメールが企業に送られているか私の会社で調べたところ、外部から送られてくる電子メール全体のうち、実に70%がスパムメールという結果でした。いかにシステムやユーザーに対して無駄なことがされているかの実態がお分かりいただけるのではないでしょうか。

静香は、公開鍵暗号方式を使うために、公開鍵とプライベート鍵のペアを作成します。 その公開鍵は暗号メールをやり取りする相手に渡します。 あなたの公開鍵を持っている通信相手は、あなたが、プライベート鍵をキーとして暗号化したデータを復号することができます。この方式を電子署名で用います。 また、通信相手があなたの公開鍵を用いて暗号化したデータを、あなたは、あなたのプライベート鍵で復号できます。 この方式を暗号化で用います。 したがって、受け取った、公開鍵が正しく相手のものであることが、前提となります。どのようにすれば、受け取った公開鍵が間違いなく相手のものであると信用できるのかについては次章で説明します。